2021年07月04日

海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて

自分は釣りが好きだ。
釣りをしたいために、自営業という道を進んだ。

とはいえ最近あまり釣りに行っていなくて、どちらかというと釣ることよりも、これまでの経験をまとめる作業に集中している。
もう十分釣って楽しんできたので、あまりガツガツ釣らなくてもよくなった。
そして、加速的に進む釣り禁止問題や釣魚の減少を喰いとめないといけない気持ちが強くなった。

海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて


ルアー釣りの本を出版したことも、漫画の技術を蓄積し、41歳にもなって漫画雑誌での連載を勝ち取り、アニメ化までやろうという無茶な野望もある。
これも釣りにまつわる問題解決のために必要なことだと思っている。
漫画業界では「全集中」が流行ったが、自分の場合は全方向に、できる事は全部やっていくスタイルだ。
というわけでクオリティをできる限り引き上げた、出版社持ち込み用の漫画を描いている。

それ実になったとしても、本当に釣りの問題解決につながるかというと、正直わからない。
作品を見てくれた人なら理解してくれるだろうけど、見ない人に効果があるわけではない。
ただ、やらないよりはやった方がいい事は間違いない。だからこそ全方向にやる。

釣りにまつわる問題は、事故、ゴミの投棄、漁業者等への迷惑行為、駐車問題などが主なものだ。
ちょっと考えればわかる常識的なことなのだけど、それがわからない人がいるので、次々に釣り禁止のポイントが増えてしまっている。

海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて



釣具店などに力を入れてほしいところだけど、実際のところ物販をしながら釣り客に教えるのは難しい。
また、日本釣振興会(日釣振)や有志によっても啓発は行われているが、焼け石に水状態だ。
1か0かというのは難しいが、限りなく減らすことをしていかないと、今後も釣り禁止は増えると思う。



効果的に釣りの安全管理やマナーを教える仕組みが必要だ。
具体的には「釣り人への教育施設を兼ねた、海釣り公園の設置」ではないかと思う。

釣りの人口は6%台という統計があるが、四方を海に囲まれた沖縄県では、ダントツの16%台の釣り人口があるとされている。
(レジャー白書より:おそらくコロナ渦でもっと増えているはず)
また、観光客も多く訪れる観光立県でもあり、沖縄で釣りをしてみたい観光客も多いはず。

海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて


このように釣り人口や潜在的なユーザーが多い沖縄県だが、なぜか海釣り公園がない。
他府県には海釣り公園が設置されており、たとえば福岡県内には5か所もの海釣り公園があるというのに。

釣り業界としてはユーザーが増えたほうがいいが、その分トラブルのリスクも増えることになる。
海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて
エンドユーザーとしては釣り人は減ってほしい。
また、本音を言うならば狩猟免許のようなライセンス制度にしたほうが良いとさえ思っている。
釣り業界的には、それじゃ困るだろうし、その制度を作るにしても立法的なハードルがかなり高く難しい。

その間を取り持つのが、学習施設を兼ねた海釣り公園の設置だ。
たとえば講義室を設け、教習用の動画を見ないと施設の利用パスが発行されない。
パスは年単位で更新制にして、釣り公園で覚えたことは、他の釣り場でも実践するように促す。

釣りのルールやマナーはちょっと考えればだれでもわかるような、当たり前の話がほとんどだ。
とはいえ、理解度を確認するための簡単なテストをするのも必要なのかもしれない。

海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて


こうすることで、釣りのルールやマナーを見える化し、伝えるとができるのではないだろうか。
ルール、マナーをしっかり学んだ釣り人が各地の釣り場に通うようになれば、解決できることも多いのではないかと思う。

釣り公園の建設には数十億円の費用がかかる。民間による建設はかなり難しい。

宜野湾市では具体的な話が出ており、市職員も現地調査をした事などを、日釣振沖縄支部で教えていただいた。
釣り公園を作る目前までこぎつけたのだけど、県政の政局変化により計画が立ち消えになってしまったそうだ。
日釣振としては、行政の人事異動などの関係で、市長や知事候補者からのトップダウンが良いと考えていたらしいのだけど、エンドユーザーや地方議員からのボトムアップで釣り公園を作る方法もある。


釣り公園は個人でできる事ではない。
今回、同級生の花城のりひと氏が那覇市議会議員選挙に立候補するというので、海釣り公園のアイディアを彼に託すことになった。

海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて



アイディアを託す花城のりひと氏は、小中学校の同級生で、保育所も生まれた病院も一緒。
早生まれという事も一緒なのだけど、体格は未熟児で生まれた自分と比べると、ふたまわりくらい大きい。
体力がありスポーツマンで、小学校はサッカー、中学校以降はバスケに明け暮れていた。

未熟児だった自分は体力もなくスポーツ、特に球技はまるでダメだった。
教室の隅で飛行機やらガンダムやらを書いていたオタクだったので、これだけ長い時間をともに過ごしたのに、接点はほとんどなかった。
子ども会で那覇祭りのパレードに出た時くらいかもしれない。

海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて
小学生のころの花城氏。奥の小さいのが筆者



彼は前回の那覇市議選にも立候補したが、届かなかった。具体的にやりたいことが見えなかった事が敗因ではないかと筆者は分析している。
この四年間、彼は多くの政治家のもとで政策を学びパワーアップしての再挑戦だ。


彼を応援し、釣り公園を託すきっかけとなったのは、小学校の時に毎日のように遊んでいたF君と、たまたませんべろのカウンター席で隣同士になった事だった。「また次回出るから、協力お願いしたい」こうして彼の選挙に関わることになった。
その後の顔合わせでは、ダメ出しの時間。
ホームページなどの立ち上げや、具体的に何をするのか、政策をまとめる作業を手伝った。

海釣り公園の必要性:釣りの問題解決に向けて



本音の話をすれば、自分自身も8年後くらいに市議会に挑戦したいと考えている。
8年後というのは、釣り漫画で連載を勝ち取り、アニメ化するのにそのくらいの時間がかかるだろうと考えているためだ。

ただ、8年後にはすべての漁港が釣り禁止になっているかもしれない。
釣りの問題解決という面では、学習施設を兼ねた釣り公園を作ることは急務なのだ。

海釣り公園を公約にあげたとして、実行できる可能性はどうか。
県外では海釣り公園が多く作られているし、宜野湾では作る一歩手前まで行ったのだから、必ずできると考えている。
問題は予算確保という要素が大きく、また、漁協などとの調整も必要だろう。
海釣り公園の建設は個人や企業では難しく、議員の仕事になってくる。

釣りに関して花城のりひと氏は素人なのだけど、こちらの提案に耳を傾け、かみ砕いて自分の知識と混ぜあわせ、具体的な調整をひとつづつ行っている。現場に足を運び、ゴミの投棄やライフジャケット着用状況などを見てもらったりもした。


「地道で豆なジーマーミ君(ジーマーミ:地豆、ピーナッツの方言名)」というキャッチフレーズのとおり、着実に解決に向かって歩みを進める。
ここ数か月の彼との対話で感じた事だ。
だからこそ、海釣り公園のアイディアを安心して託すことができた。議員ならば誰でも良いというわけではないと思う。(実は以前、釣り公園のアイディアをとある候補者に渡したことがあったが、事後にトラブルが発覚し、かなり後悔した。応援してくれた方には本当に申し訳ない…。)
花城のりひと氏は、真面目過ぎることが裏目に出てしまうくらい、真面目な人物なので安心してほしい。


釣りの安全やマナーを学べる学習施設を兼ねた海釣り公園は、これからも釣りを楽しむために絶対に必要になる。
海釣り公園が必要だと思う方は、花城のりひとを応援してほしい。
また、ブログでもツイッターでもフェイスブックでも何でもいいので、海釣り公園を政策に掲げている人物が那覇市議会議員に立候補することを、どんどん広めてほしい。
もちろん那覇市以外に在住の方も。もし那覇市に釣り友達がいるならば、海釣り公園を作ろうとしている候補者のことをを教えてあげてほしい。
そして海釣り公園を作るためにも、選挙は必ず行ってほしい。

【花城のりひと 海釣り公園について】
https://hanashironorihito.com/index.php/tsurikoen/


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Posted by モソの中の人 at 15:20 │海歩っちゃー