釣り漫画@沖縄　-sacomﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ-

ルアーマン、特にナブラを追っかけるタイプやエギンガーは、タモ網やギャフを背負うことって多い。

だいたいの人は、タモの柄（棒の部分）はたたんでタスキ掛けにしていると思う。マッチョで肩が張っている人ならともかくとして、自分みたいに貧弱ななで肩の人間は、左右いづれかの肩に掛けているとズレ落ちてしまう。

また、タスキ掛けするとタモ網を取るときにあわてて、サングラスや帽子を引っ掛けて落としかねない。
何万もするメガネやサングラスをテトラの間などに落としてしまっては大変でしょ？


どうにかできないものと思ったら、いい事を思いついた。

昔、ミリタリー雑誌で特殊部隊が使っているサブマシンガン等に取り付けるスリングベルトで、ワンタッチで伸縮するものがあった。
どんな構造だったかは記憶にないけど、３点で固定されており、ばたつかず射撃時も安定しているというもの。
３点で固定すると、三角形が形成される。実は最も安定した形こそが三角形なのだ。
テレビカメラをしっかり固定する時も三角。精度が必要な測量だって三角形が基本だ。

ちょっと話はずれちゃったけど、要は３点で固定すればいい。


タモの柄に付いているスリングベルトは、ベルトの前後二点で固定されている。
そこにもう一点追加しちゃって、ナイロンベルトとプラバックル（リュックなどについている「カチッ」と止まる部品）を利用し、必要に応じて着脱できるようにする。




自分はロッドを左手に持っているので、右肩にメインのスリングベルトを掛けて、追加したベルトを背中から廻して、胸の位置でプラバックルにて止める。




魚がヒットしてタモが必要になれば、空いている手で胸元のプラバックルを解除する。
すると、帽子やサングラス等に干渉することなくタモ網が取り出せる。





結構いい感じなのだけど、改良点もいくつかある。

短いタモの柄だと、タモの重さでバタついてしまう。
ある程度密着させれば解消できそうだけど、頭の後ろにタモが位置することになりうざったいし、夏は暑そう。
また、何よりもうざったいのが、取り出す際にタモが前後逆になるので、タモを廻して持ち替えないといけないこと。片手だと厳しい。


まだまだ改良が必要だけど、いままでのようなタモ運搬のわずらわしさや、サングラス等の落下リスクは確実に減った。

次は、タモを逆さに取り付けても伸びたりせず、必要に応じてワンタッチで引き伸ばせる方法を考えなきゃ。